デュタステリド

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デュタステリドのAGA治療効果と副作用の危険性

dutasteride
画像:wikipedia

デュタステリドdutasteride)とは、前立腺肥大の治療に使われる薬の成分です。

英国のグラクソ・スミスクライン社が開発し2009年に厚生労働省から認可を得ている前立腺肥大治療薬「アボルブ」の有効成分です。もともとは前立腺肥大治療薬として用いられていたデュタステリドですが、AGAにも効果があることがわかりAGA治療にも使用されるようになっています。

現在AGA治療薬の主流と言えばフィナステリド(プロペシアなど)。AGAの大きな原因と言われるジヒドロテストステロン(DHT)の働きを抑えると言われていますが、デュタステリドはそのフィナステリドよりもDHTの働きを効果的に抑制するということがわかっています。これは様々な学会や論文などで証明されています。

2015年9月28日にこのデュタステリドを有効成分としたAGA治療薬「ザガーロ」が日本で正式に承認されました。今まではチラホラ「アボルブ」を処方している病院もあるって程度でしたけど、今後は多くの病院でAGA治療薬として処方されることになるでしょうね。要チェックです!

デュタステリドはなぜAGAに効くのか?

AGA治療は、原因とされる男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」の働きを抑えることが重要な治療です。

このジヒドロテストステロン(DHT)は、5αリダクターゼという還元酵素が男性ホルモン「テストステロン」に作用することで生成されます。テストステロンよりも活性の高い男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)は、前立腺肥大症やAGA(男性型脱毛症)を引き起こす原因となります。

デュタステリドはフィナステリドと同じように5αリダクターゼの働きを抑制する効果があります。ジヒドロテストステロン(DHT)の生成を防ぐことができ、結果として前立腺肥大症やAGAの抑制につながるというわけです。

デュタステリドの投与して半年後にはジヒドロテストステロン(DHT)が89.7%も減少したという濃度変化も発表されています。

デュタステリド効果図
出典:聖心美容クリニックサイト

デュタステリド配合の医薬品

デュタステリドを配合している薬をご紹介します。プロペシアがフィナステリドの商品名であるように、デュタステリドも様々な商品名で販売されています。


ザガーロ
ザガーロ
画像:AGAスキンクリニック

2015年8月にAGA治療薬として国内で承認された新AGA治療薬。デュタステリド含有量0.1mgと0.5mgの2種類の軟カプセル剤。

2016年6月13日に発売開始されました。承認薬ということでAGA専門病院だけでなくプロペシアのように多くの病院が扱っています。料金はほぼプロペシア等と同価格帯か少し高いくらいの病院が多いようです。

アボルブ
アボルブ
画像:聖心美容クリニック

前立腺肥大症の治療薬として2009年7月に国内販売承認を得ています。

AGA治療薬としての認可は受けておりませんが、AGAにも高い治療効果があることから聖心美容クリニックやゴリラクリニックなどAGA専門治療を行っている病院でも処方され高い評価を得ています。

海外ではアボダートという名前で販売されており、日本からも個人輸入を使って入手することができます。

デュタス
デュタス
画像:オオサカ堂情報局

インドの製薬会社ドクター・レッディーズ(Dr.Reddy's)社が製造・販売しているデュタスはアボルブ(アボダート)のジェネリック医薬品です。

  • 個人輸入での購入価格:0.5mg×30錠(1ヶ月分)を9,500円(税抜)
デュプロスト
デュプロスト
画像:オオサカ堂情報局

フィナステリドのジェネリック医薬品「フィンペシア」や「エフペシア」でお馴染みインドのシプラ社が製造・販売するアボルブ(アボダート)のジェネリック医薬品です。

  • 個人輸入での購入価格:0.5mg×30錠(1ヶ月分)を9,500円(税抜)

AGA治療薬として登場したのはザガーロのみ

上記紹介した以外にもアボルブジェネリックやインドランバクシー社のデュタゲン、インドインタス社のベルトリドなど、色んな会社からジェネリック医薬品が販売されていますが、前立腺肥大症の治療薬としてはアボルブ(アボダート)以外はすべて後発のジェネリック医薬品です。

AGA治療薬として登場したのはザガーロのみ!

アボルブもAGA治療薬としても用いられていましたが、正式承認されたということで安心して使用できますね。

デュタステリドの入手方法、通販方法は?

デュタステリド含有薬を入手する方法は2つ。

  • 病院で処方してもらう
  • 個人輸入で海外から輸入する

今までも聖心美容クリニックやゴリラクリニックなど幾つかの病院ではアボルブをAGA治療薬として処方されていましたが、AGA治療薬として国内承認されたザガーロはより多くの病院で処方されはじめました。

個人輸入でもアボルブの海外版「アボダート」や、アボルブ(アボダート)のジェネリック医薬品であるデュタスやデュプロストなどを入手することができますが、粗悪品やニセモノが存在する危険性も指摘されています。実際に粗悪品が送られてきてことによって使用したのに全然効かなかったという人の話もあるようですし、仮に信頼できる個人輸入代行業者を利用することでニセモノや粗悪品を避けることはできたとしてもAGA治療薬のような副作用の危険性がある薬の場合、万が一健康被害が出た場合もすべて自己責任となってしまいます。

個人輸入のメリットは安さ。たしかに安いですけど、それで健康を害したり全然効果がなかったりしたら本末転倒ですよね。やはりなるべくなら病院で医師の指導の下処方されるのが一番安心かつ高い効果が得られるのは間違いありません。

個人輸入は何が起きてもすべて自己責任!

これを肝に銘じておきましょう。

デュタステリド服用方法

AGA治療薬として承認されたザガーロの添付文書の用法・用量の項目を見ると、男性成人には、通常0.1mgを1日1回経口投与。必要に応じて0.5mgを1日1回経口投与するようです。

必要に応じてというのは、より高い効果を出したい場合などと思われますが、この辺の判断は医師が行うもので、自分勝手に決めるのは危険。生やしたいから高い含有量を服用したい気持ちはわかりますけど、いきなり高い含有量にすることで副作用や初期脱毛が酷くなる可能性があります。

デュタステリドの副作用と服用時の注意点

デュタステリドもフィナステリド同様副作用の存在が確認されています。

ザガーロ、アボルブ臨床検査時に報告された副作用は以下の通り。

  • 勃起不全
  • リビドー減退
  • 蕁麻疹
  • 倦怠感
  • 鼻咽頭炎
  • PSA(前立腺癌の腫瘍マーカー)の値を低くするので健康診断などを受ける場合は必ず医師に申告すること
  • その他、初期脱毛や頭痛、腹痛などが見られた例も。

フィナステリドと同じような副作用です。

女性や小児の服用は禁忌で、特に妊娠中の女性は胎児に影響が出るおそれがあります。経皮吸収されるのでカプセルの内容物に触れるのも絶対にダメです。これもフィナステリドと同じですね。

フィナステリドよりも半減期が長い!

デュタステリドはフィナステリドよりも半減期(薬の血中濃度が半分になるまでの期間)が長いです。デュタステリドは約3~5週間程度続くと言われており、血中から完全になくなるのは約5ヶ月くらいかかると言われています。フィナステリドの半減期は約6~8時間程度で約1ヶ月程度で身体から完全になくなると言われています。臨床結果によるとデュタステリドとフィナステリドの副作用にはほとんど差はないようですが、服用を止めてから薬の作用がなくなるまでの期間も長くなるということなのでその点は注意が必要です。

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