フィナステリド(プロペシア)に耐性はあるの?依存するってホント!?

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フィナステリドの耐性と依存

フィナステリドの耐性と依存画像

日本で認可されているAGA治療薬プロペシアの主成分フィナステリド。ファイザーなどのジェネリック医薬品も徐々に販売され、年々認知度も高まっているフィナステリドですけど、ネット上にはフィナステリドに耐性が出来て効果がなくなったという声がチラホラ。

  • 6年間飲み続けたけど、最近効かなくなって抜け毛が増えてきた。
  • 10年目にしてハゲてきた。泣きたい。
  • 7年目でM字部分が後退し出した…これは耐性によるものか?

2ch、ブログ、ツイッター、ヤフー知恵袋などの口コミにフィナステリドの耐性を疑う声がありました。ある程度長期間の服用を経て、再び抜け毛の増加、薄毛の進行を感じたことでフィナステリドに耐性が出来た=効かなくなったと判断しているようです。

でも、中には10年経つけど現状維持しているよ、という人もいたり、実際のところはどうなんでしょう?

フィナステリド(プロペシア)に耐性の報告はありません。

プロペシア画像
画像:AGAスキンクリニック

プロペシア(フィナステリド)を販売しているMSD株式会社も

プロペシアの耐性について報告された文献は今のところありません。

と発表していますし、国内で行われた3年間の長期臨床試験でも98%の方がAGAの進行を抑制することができているという結果が出ていますし、海外の臨床試験でも90%の方が5年後もAGAの進行を抑える効果が実感できたとの結果が出ています。

5年以降に耐性ができるんじゃ?と考える人がいるかもしれませんけど、10年間の追跡調査を行った海外の臨床では、最初の一年にフィナステリドの効果があった場合、その有効性は時間の経過と共に減少することはなかったと報告されています。

参考サイト1参考サイト2参考サイト3

つまり、使用期間による耐性が理由でフィナステリドが効かなくなることはないということです。

耐性とは何か?

耐性とは、簡単に言うと抵抗性。医薬品などを繰り返し使用することで、身体が抵抗性を獲得し、徐々に効力が低下していく現象のことです。

覚せい剤などの向精神薬に対する耐性などが有名ですよね。薬物耐性と呼ばれますが、繰り返し使うことで効かなくなり、効果を得るために量を増やす必要が出てきて、最終的に薬物依存症になってしまいます。

では、実際に長期間の使用で徐々に効果が薄れてきたと感じている人は何が原因なのでしょうか?

フィナステリドではなく、人の身体側の問題が考えられそうです。

AGA専門医にフィナステリドの耐性について聞いてみました。

リッチヘア室長

フィナステリドって耐性できます?

AGA専門医

フィナステリドの耐性は聞いたことがありませんね。そういった発表は報告されていません。

耐性ができるということは、フィナステリドが徐々に効かなくなってくるということですよね?

私が今まで処方している患者さんを見ている限りでは、飲み続けている限り薄毛の進行を抑制する効果が出ていますし、徐々に効かなくなってくるということはありません。

リッチヘア室長

でも、服用開始5年以上とか経った頃に、今までしっかりとAGAの進行を抑えていた効果が突如なくなり、抜け毛が増えて薄毛が進行するといった症状をネット上で報告する人が多いのも事実なんですけど。

AGA専門医

どんな人でも治療途中で色々変化があります。

治療して、髪が増えていたのにある日突然抜け毛が増え始めたなんてことも治療経過の中ではよくあることなんです。横ばいの時期もあれば、抜け毛が増加する時期もありますし、ずっと上り調子で増えていくことはありません。

それは、フィナステリドなどの薬が効かなくなったとかではなく、人間の生理的問題や、季節的な要因による抜け毛です。抜け毛の増減の変化は誰しも起こるものなので、耐性が理由ではありません。

フィナステリド(プロペシア)は依存するの?

リッチヘア室長

フィナステリドは依存する!なんてことをおっしゃる人の記事を見かけたことがあるのですが、耐性ができないなら、依存体質になるなんてこともありませんよね?

AGA専門医

耐性ができて、それによって濃度や量が増えていき、依存体質になってしまう。ということですか?ないと思います。

まず先ほどお話したように、フィナステリドに耐性ができるという報告はありませんので、耐性によって禁断症状が発生し、依存性が出るということは考えられません。

フィナステリドを飲まないと薄毛が進行してしまうから、フィナステリドなしの人生は送れない、ということを依存というならば、ある意味精神依存と言えるのかもしれませんけど、耐性によって生まれる身体的依存や禁断症状はありません

フィナステリドは耐性も依存もないはずなのに効かなくなるのはなぜ?

リッチヘア室長

でも、途中から増えなくなったって人もいるんですけど…それはどうなんでしょう?

AGA専門医

そもそも薄毛治療して、ある一定までは髪が増えたけど、それ以上増えなくなったから薬が効かなくなったというのは間違いです。

増えないのは耐性によって薬が効かなくなったからではなく、毛根自体のポテンシャルの問題やその他別の要因が考えられます。

フィナステリドは毛髪のヘアサイクルを正常化する薬です。ヘアサイクルを正常化することで毛髪は本来の寿命を生きることができますが、治療開始の時点ですでに細胞の再生回数が少なくなっていた場合(寿命が短くなっていた場合)は、本来なら人の生涯をカバーする期間の寿命がある毛根も、再生することができない可能性があります。

毛根の寿命が尽きる前に治療を開始せよ

ヒトの細胞分裂は一生のうち約40~50回分裂したら終了と言われています。

これは毛髪を生成する毛母細胞も同じ。細胞分裂が終了したら、そこには毛髪が生えてこなくなるということ。

毛母細胞が細胞分裂する周期をヘアサイクル(毛周期)と呼ぶが、正常なヘアサイクルの場合、毛母細胞の寿命は約80年と言われています。これはヒトの一生を十分にカバーできる長さです。

AGA(男性型脱毛症)はこのヘアサイクルが乱れて、期間が短くなってしまう症状です。ヘアサイクルの乱れ具合は人によって個人差がありますが、通常80年の寿命が20年になってしまうこともあります。

AGA治療は乱れたヘアサイクルを正常に戻し、毛母細胞の寿命を延ばす治療ですが、治療の段階ですでに寿命が短くなっていたとしたら…。治療して数年経って寿命が尽きた髪が抜け落ちて生えてこなくなる可能性は十分に考えられます。

上記を読むと早めの治療が大事ということがわかってもらえると思います。

また、AGA以外の要因による抜け毛かどうかの判断も含め、自己判断は難しいので、AGA専門クリニックに相談することが問題解決の近道となるはずです。

フィナステリドが効かなくなっても勝手に濃度や量を増やさない!

効かなくなったからと言って、勝手に濃度を上げたり、1日の摂取量を増やしたりする人がいますけど、色々危険なのでやめてください。

副作用の危険性を高めてしまう可能性がありますので、自己判断でそういうことをするのはやめてください。

フィナステリドの1日上限は1mg

プロペシアや、ファイザー「フィナステリド錠」など1mgと0.2mgがあります。病院で処方されるのは大体1mgが基本です。プロペシアの添付文書にも、

男性成人には、通常、フィナステリドとして0.2mgを 1 日 1 回経口投与する。なお、必要に応じて適宜増量できるが、 1 日 1 mgを上限とする。

との記載があります。毎日継続して服用し、血中のフィナステリドの濃度を常に一定に保つことが重要です。

0.2mgはどういう時に使うのかというと、1mgを投与した際に何かしらの副作用が出た人のための濃度調整の際に利用したり、副作用を心配する人が低濃度からスタートする際に利用したりするようです。

5mgのフィナステリドを服用するならデュタステリド(ザガーロ)を試せ!

プロペシア画像
画像:AGAスキンクリニック

海外の個人輸入などで5mgのフィナステリドなどが売られていますが、国内クリニックで処方してもらえるならまだしも、自分で個人輸入によって購入し服用するのはリスクが高すぎます。まず、濃度が高いことで副作用の危険性がアップしますし、個人輸入ということで何が起きても責任は全部自分です。

それでもオレは1mgフィナステリドの5倍の効果を得たいのだ!というアナタ。

病院で処方してもらえるデュタステリド(ザガーロ)を使ってみてはいかがでしょう?

デュタステリド(ザガーロ)はプロペシア同様に日本で薄毛治療薬として認可されている薬です。男性ホルモンを抑える強さがフィナステリドよりも強く、単純にフィナステリドの10倍の力があると言われており、基本的にはフィナステリドを使用しても中々改善が見られなかったときなどに検討すべきお薬です。

何を試すにしてもまずはAGA専門病院に相談してください。

フィナステリドの効果がなくなったように思えても、勝手に薬の量を増やしたり、薬を変えたりしないで下さい。

原因がさだかではない状況で自分勝手に判断するのは非常に危険です。

AGA専門の病院であれば、そういった症例も数多くみていますし、そういった場合の対応策も十分把握しています。

闇雲にすすんで、余計に悪化させる事態を防ぐ意味でも、まずは病院に相談することをオススメします。

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